- ころも
- I
ころも【挙母】愛知県豊田(トヨタ)市の旧名。IIころも【衣】(1)人が身にまとうものの総称。 衣服。 きもの。 きぬ。(2)僧尼の着る衣服。 法衣(ホウエ)。 僧衣。 法服。
「墨染めの~」
(3)揚げ物や菓子などの, 中の種を包んでいる皮。~打(ウ)・つつやを出したり, 柔らかくするため砧(キヌタ)で布を打つ。「古郷(フルサト)寒く~・つなり/新古今(秋下)」
~片敷(カタシ)・く自分の衣だけを敷く。 独り寝をする。「きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに~・きひとりかも寝む/新古今(秋下)」
~は骭(カン)に至(イタ)り袖(ソデ)腕(ワン)に至る〔頼山陽の「前兵児謡」の句。 「骭」は脛(スネ)〕短くなった着物を着て, 脛と腕とをむきだしにしている。 剛健なさまにいう。~を返(カエ)・す着物を裏返しに着て寝る。 こうすると恋しい人の夢がみられると信じられていた。「いとせめて恋しき時はむばたまの夜の~・してぞ着る/古今(恋二)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.